ここでは衣料分野の棚割の重要ポイントをご紹介します。 | ||
52週MDは基本中の基本 | ||
計画性のある52週MD(マーチャンダイジング)と市場の動きを勘案した臨機応変な
見直し、これらは売り場の鮮度を保つ秘訣です。 特にもっとも訴求していきたい商品、新入荷のものを、最も目に付く場所である入口すぐの スペースで訴求していくことがカギです。 |
||
「スタイリング提案+ラック+棚」 | ||
次のポイントは、スタイリング提案を重視することです。トルソーやフェースアウトを 活用し、コーディネートの見せ場を増やしていくことです。ディスプレーした商品の関連商品 をそばのラックや棚に陳列する際、マルチコーデイネートが可能となる商品群を陳列する ことが重要です。 | ||
見やすく、選びやすい什器構成 | ||
什器構成を含めた店舗レイアウトは、見やすく、選びやすい構成にする必要があります。 人間の基本的な行動として、無意識に左沿いに回避する特性がありT字では左に曲がる 傾向が強いです。たたみとハンガーをうまく使い分けることでも、什器と商品のバランスを とることが可能です。 |
||
52週MDが崩れた後の再編集 | ||
多店舗展開しているところであれば定期的な店間移動による在庫の集約を実地すればある 程度の収まりがつくが、単独店舗の場合は効果的な再編集を行う必要があります。 | ||
色彩 | ||
色相とトーンを意識した陳列を行うことで、ラックや棚の訴求率が増します。色相は赤や青、
黄色などといった色味のことで、暖色系や寒色系は色相による区別となります。
トーンは彩度と明度を合わせたものと考えると理解しやすいでしょう。 色味の重たいものから軽いものへ順番に並べることを基本とし、ハンガー陳列では、 色相が分断される商品の場合は無彩色を挟むことで色の展開を図ればよいでしょう。 棚陳列では、色味の強いものから下に置き、上に重ねるに従い色味を軽くしていきましょう。 |
||